イベント用レンタル品の料金相場を、料金を公開している事業者のサイトから横断的に集計しました。2026年8月時点の調査で、金額はすべて税込です。
予算を組む段階で「だいたいいくらか」を掴むための資料としてお使いください。地域・季節・数量・搬入条件によって変動しますので、実際の金額は各社にご確認ください。
先に読んでください:料金表の「日数」に注意
イベント機材のレンタル料金は、「1日いくら」ではありません。搬入日・本番日・搬出日を想定した単位で表記されます。
そしてその基本単位は会社によって違います。「1泊2日」を基本とする会社と「2泊3日」を基本とする会社があり、実務では2泊3日を基本にしている会社のほうが多いというのが実感です。
表示価格を日数で単純に掛け算しないでください。また、他社サイトで調べた金額をそのまま予算に当てはめると、日数条件が違ってズレることがあります。詳しくは記事後半で説明します。
テント
最も基本的な「集会用テント(パイプテント)」の相場です。町会の祭り、運動会、地鎮祭などで使われる白い切妻テントがこれにあたります。
| サイズ | 広さ | 基本料金 | 追加1日 |
|---|---|---|---|
| 1.5間×2間 | 約3坪 | 8,800円〜 | 1,760円〜 |
| 2間×3間 | 約6坪 | 11,000円〜 | 2,200円〜 |
| 3間×4間 | 約12坪 | 26,400円〜 | 5,280円〜 |
| 3間×5間 | 約15坪 | 38,500円〜 | 7,700円〜 |
2間×3間が最も一般的なサイズです。迷ったらこれを基準に考えてください。
装飾性の高いテント(ロイヤルテント、ヨーロピアンテントなど)は別の料金体系で、2K×2Kで13,200円〜、2K×4Kで26,400円〜、3m×3mのヨーロピアンタイプで33,000円〜が目安です。式典や商業施設のイベントで使われます。
テントに付随してかかるもの
テント本体だけでは設営が完結しません。以下は見落とされやすい項目です。
| 品目 | 料金の目安 |
|---|---|
| 横幕(1面) | 1,540円〜5,390円 |
| 雨どい | 1,210円〜3,080円 |
| テントウェイト20kg | 550円〜 |
| 鉄杭 | 220円〜330円 |
| ブルーシート 2K×3K | 1,430円〜 |
ウェイトか鉄杭は必ず必要です。アスファルトや石張りの広場では杭が打てないため、ウェイトを数量分そろえることになります。ここを見落とすと、当日テントが飛びます。
ステージ・平台
| 品目 | サイズ | 料金の目安 |
|---|---|---|
| ステージ台 | 90×90×H20cm | 2,420円〜 |
| ステージ台 | 120×120×H30cm | 3,630円〜 |
| ステージ台 | 180×90×H20cm | 4,840円〜 |
| ポータブルステージ | — | 22,000円〜 |
| 階段 1段 | H30cm用 | 2,420円〜 |
| 階段 2段 | H60cm用 | 4,840円〜 |
| 階段 3段 | H90〜100cm用 | 8,800円〜 |
| ステージスカート | W370cm | 1,760円〜2,420円 |
ステージは面積ぶんの台数を積み上げる計算です。180×90cmの台なら、3m×4mのステージでおよそ8台。ここに階段とスカートが加わります。
屋根付きのステージテントは規模が変わり、2間×3間クラスで追加1日あたり7,260円〜という水準です。
音響機材
| 品目 | 料金の目安 |
|---|---|
| 有線マイク | 1,210円〜 |
| ワイヤレスマイク(ハンド型) | 3,850円〜 |
| ワイヤレスマイク(ピン型) | 4,400円〜 |
| ポータブルワイヤレスアンプ | 14,300円〜 |
| 小型スピーカーセット | 9,680円〜 |
| マイクスタンド | 990円〜1,430円 |
| マイク延長コード(4m) | 275円〜 |
司会と挨拶だけなら、ポータブルアンプ1台+ワイヤレスマイク2本で2万円台に収まります。
ただし規模が大きくなると、機材費よりも当日それを操作する人のほうが問題になります。150人を超える屋外イベントでは、機材だけ借りても運用できないケースがほとんどです。
→ 詳しくは 町内会・学校行事の音響、買う・借りる・頼むの判断基準 をご覧ください。
電源・発電機
| 品目 | 仕様 | 料金の目安 |
|---|---|---|
| 発電機 | 2.8kVA | 19,800円〜 |
| ポータブル電源 | — | 14,300円〜 |
| コードリール | 屋外用・防雨型 | 1,320円〜 |
| 電源延長コード | 10m | 550円〜 |
屋外で電源が取れない会場では発電機が必須です。2.8kVAが小〜中規模の標準で、照明や音響、模擬店の電気調理器を数点まかなえる水準です。かき氷機やたこ焼き器を複数台回すなら容量が足りません。
燃料は別途で、レンタル料に含まれないのが通常です。
テーブル・椅子
| 品目 | 料金の目安 |
|---|---|
| 長テーブル(W1800×D450) | 1,100円〜1,650円 |
| パイプ椅子 | 264円〜330円 |
| カフェチェア | 605円〜 |
| ビアベンチ | 1,210円〜 |
| カフェテーブル | 1,320円〜 |
| ビアテーブル | 1,870円〜 |
| ゴミ箱 | 1,210円〜 |
長テーブル(W1800×D450)が最も出番の多い定番です。受付、展示、飲食スペース、本部席まで、たいていの用途がこれ1種類でまかなえます。椅子を並べるなら1台につき3脚が目安。まず必要台数をこのサイズで数えて、足りない部分を他のサイズで補うと計画が立てやすくなります。
パイプ椅子は単価が安いぶん数量で効いてきます。300脚そろえれば10万円前後。加えて運搬費と、当日の並べ・片付けの人手が必要です。
模擬店・調理機器
地域の祭りや学園祭で使われる調理機器の相場です。
| 品目 | 料金の目安 |
|---|---|
| たこ焼き器(84個) | 7,700円〜 |
| たこ焼き器(140個) | 11,000円〜 |
| 焼き鳥器(3本バーナー) | 7,700円〜 |
| 焼き鳥器(5本バーナー) | 8,800円〜 |
| 大判焼器 | 11,000円〜 |
| フライヤーセット | 13,200円〜 |
| クレープ焼き器 | 4,400円〜 |
| 卓上鉄板焼器 | 6,600円〜 |
| 石焼いも機 | 16,500円〜 |
| ガスコンロ(大) | 3,300円〜 |
| 寸胴鍋(28L) | 3,300円〜 |
ガス器具はプロパンガスが別途必要です。器具のレンタル料だけで予算を組むと足が出ます。
その他(装飾・安全)
| 品目 | 料金の目安 |
|---|---|
| のぼり旗ベース(注水式) | 605円〜 |
| のぼり旗ポール | 242円〜 |
| ブルーシート 3K×4K | 3,300円〜 |
| ブルーシート 10m×10m | 6,270円〜 |
| 仮設トイレ | 1台15,000円前後(1〜7日パック) |
相場の読み方:主催者が見落とす5つのこと
ここからが本題です。金額表そのものよりも、こちらのほうが予算を左右します。
① 「1日レンタル」という料金設定は存在しない
レンタル料金の基本単位は1泊2日または2泊3日です。搬入・本番・搬出を見込んだ設定なので、1日だけのイベントでもこの基本料金が最低ラインになります。
そのうえで、実務上いちばん大事な点をお伝えします。「2泊3日」を基本単位にしている会社のほうが多いというのが現場の実感です。一方で全国大手には1泊2日を基本とする会社もあるため、サイトで見た金額をそのまま予算に当てはめると、条件が合わないことがあります。
予算は2泊3日を前提に組んでください。その前提で見ておけば、実際の見積りとの乖離はかなり小さくなります。
また、見積りを複数社から取るときはまず日数条件を揃えてください。「A社は11,000円、B社は8,800円」と並べても、片方が1泊2日で片方が2泊3日なら比較になっていません。
② 追加1日は、基本料金の約20%
調べた範囲では、追加1日の料金は基本料金のおよそ20%で設定されているケースがほとんどでした。
たとえば基本11,000円のテントなら追加1日2,200円、基本26,400円なら追加5,280円という具合です。
つまり日数が延びても料金は比例して増えません。2日間のイベントで1日ずつ2回借りるより、通しで借りたほうが大幅に安くなります。前日設営にするかどうか迷ったときは、この計算をしてみてください。
③ 見積書の「一式」に何が入っているか
運搬費・設営人件費・撤去費が含まれる会社と、別料金の会社があります。総額だけを見て比較すると、必ず事故ります。
特に、この記事に載せた金額はすべて「モノの料金」です。運んで、建てて、片付ける費用は含まれていません。
④ 繁忙期は、価格ではなく在庫で決まる
5月・9月・10月の土日は、機材の取り合いになります。運動会シーズンに「3週間前に電話したら、県内どこも空いていなかった」というのは毎年起きています。
この時期に開催するなら2ヶ月前には押さえてください。値段を比べている間に在庫がなくなります。
⑤ 相場より極端に安い見積りで確認すべきこと
- 運搬費・設営費が含まれているか
- 撤去・回収が料金に入っているか
- 保険に加入しているか(機材の破損時、誰が負担するか)
- 雨天中止になった場合のキャンセル規定
- 当日トラブル時に連絡が取れる体制か
屋外イベントの機材は、壊れたときと、雨で中止になったときの取り決めが金額差になって表れます。安い見積りが悪いわけではありませんが、何が含まれていないかは必ず確認してください。
この記事の調査方法と出典
本記事の金額は、2026年8月時点で料金を公開している複数のレンタル事業者のサイトから、品目ごとに集計したものです。特定の1社の価格表ではありません。
金額はすべて税込で、「〜円〜」は調査範囲の下限を示しています。地域・季節・数量・搬入条件により変動します。
主な参照先:
※本記事は年1回の見直しを予定しています。最終更新:2026年8月
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